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2008年5月 5日 (月)

相変わらずのペット博

こどもの日。

昨日、ペット博に行ってきた。
幕張メッセの最寄駅、海浜幕張駅はすごい人出。どうやらちょうど、千葉ロッテの試合に行く人たちと一緒になってしまったみたい。あとは恐竜博というのがあったり、憲法9条関係のイベントもあったり。「9条を守ろう!」がいれば右翼の街宣車もいるというわけで駅前はにぎやか。

そんななかを私はペット博へ。
行くたびに憂鬱な気分になるんだけど、やっぱし今回も思った通り。じゃあ行くなよ、ってことですが、動物の仕事してるので見てこないわけにもいかないじゃないですか。で、行ってきたのですが、いつ行っても変わらないよなあ。

子犬と子猫の展示即売をしているブースが複数。

8週齢の問題はどうなっちゃってるんだ。誕生日を見ると3月の後半生まれの子犬も多い。子犬の成長を考えると、8週齢までは販売するべきではない、というのが獣医師や行動学、動物愛護などの立場に立つ人々の見解。しかし小さくてかわいいうちに売りたいのが販売サイドの見解。前回の動愛法改正で「8週齢以下で売るべきではない、と動愛法に明記すべき」という人々に対して「自主規制するから」と反対したはずの人々。……自主規制できてないじゃん。やっぱり法的に規制しなきゃだめなんだと思う。ちっちゃくてひよわで、まだまだ人肌(犬肌、猫肌か)を求めている子犬や子猫たちが、ひとりぼっちで展示ケースの中。「かわいい」の前に「かわいそう」だ。見てたら心が痛くなってきた。

販売ブースのなかには、伝染病予防のために触らないでください、という表示を出していたところもあるけど、見ていると子犬をお客に抱っこさせているところも多い。お客さんたちは、自分ちの犬、よその犬、どっかのブースの犬、あちこちでいろんな犬を触ってきている可能性があるはず。なのによく触らせられるよなあ、と感染症が心配になる。

「セレブ犬」も売っている。普通の純血種のことだ。対する言葉は「MIX犬」ね。ミックス犬といっても、いわゆる雑種じゃないんだなこれが。純血種と別の純血種を交配させちゃうんだな。チワワとダックス、とかね。

血統の維持に努力しているブリーダーの方たちは怒ってないんだろうか。もっと怒ったほうがいいと思うんだけど。ネットで検索してみると、「ミックス犬の子犬をブリーダーからお届け」なんて書いてあるところがある。ミックス犬のブリーダー? そりゃ新たな品種を作出するときに別の血統と交配することもあるけれど、なにもすでに固定している純血種をまた混ぜなくても。ぐちゃぐちゃだ。

食べ物コーナーにも相変わらず、「どうぶつをさわったあとはてをあらいましょう」的な表示は見つけられない(どっかにあったのかな? でも見えなかった)。

このイベントは主に犬メインなのですが(犬を連れてきてる人たちの多いこと! よくあんな人ごみの中で小型犬を歩かせる気になるよなあ。抱っこして歩いてくれないと、踏んだり蹴ったりしそうでおそろしい)、小さな動物たちのコーナーもある。

今年のイベントは、ハムスターと文鳥とマウスのおみくじ引き。

といっても、ヤマガラがおみくじをとってくるわけではない。
ハム、文鳥、マウス(他の個体とまぎれないためか頭に赤い印がつけられているのもいたりする)がそれぞれ、サイズとしては畳半畳をふたまわりくらい小さくしたような箱に入れられ、番号を書いた箱やツボに動物が入ったら、その番号のおみくじをもらえる、というしくみ。そうそう動物が思う通りに動いてくれるわけもなく、行列をさばかなくてはならない、となればほら簡単、人が動物を追いたてればいいんである。猫用のおもちゃなのか何なのか、先っぽにぬいぐるみみたいなものがついた棒で動物を追いたてる、というわけ。

いったい何をさせているんだ。
個人的には、それは虐待にしか見えない。
せっかく小さい子供たちが小動物と触れ合う機会なのに、いじめ方を教えてどうするつもりなんだろう。

このブースはどこがやってるのかと見ると、スタッフは、とある動物関係の協会のスタッフジャンパーを着ている。小さな動物をいじめて遊ぶイベントをする団体なんですかね。そうは思いたくないんですけどね。(問い合わせをしてみることにします。ペットショップやペット用品の会社が会員になっている団体です。けど日本ペット用品工業会じゃないよ。それはジャパンペットフェアをやっている団体)

ペット博(東京会場)

明日までです。
今年は12月にもあるみたいですね。ふうん。

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コメント

>りす2パパ・ママさん
「物」でしたねー、なんだか。その一方では、「不幸な犬猫をなくしましょう」的なブースも出ており、わけがわからないです。どうしても「物」としてしか扱えないっていうなら、クオリティの高いものを提供しようとでも思ってくれればいいんだけどそれもないんだよね。

>Mikaさん
ほんとにねー、人間用のマッサージ器みたいなものを扱うブースもあったような。結局、ああいうイベントを「へんだ」と思う人たちはどんどん離れてしまい、へんだと思わないような人たちばかりのイベントになってしまうと……なにをやってるんだよという、批判的な目も必要なんだなとは思うのです。でも1200円払う=賛同している
、と思われてもねえ。

数年前に行ってから「誰が何をしたいのかよく分からないおかしなイベント」ということで行ってないです。
海外の動物のイベントみたいにアトラクションならそれ、ショーならそれ、ドッグミーティングみたいのならそれ、ってやるほうが、来る方も意識高まりますよなぁ。大きい動物も小さい動物もミソもなんとかも一緒、最後は「まあまあ、かわいいから癒されたでしょ?」みたいなところで納得してほしいような感じで。
入場料を払って不快になるイベントはもう行かないと思います(^-^;)。
でも実体を知っておく必要のある人は辛くてもいかないとね(笑)。
犬だけのイベントじゃないのに犬の同伴OKっていうのもなんか...。犬が苦手な人だっているだろうに。
それでホイホイと喜んでつれて来る飼い主さんってのもよくわかんない。
あの会場の猫も杓子も何をしたいんだか、さっぱりわからん、という印象です。

ご無沙汰しています。
こういうイベントやペットショップに行くと、いつもここに書かれているようなことを感じます。
売り手は利益を追求し、買い手は安くて良いものを要求する。命を扱っているのだから、「物」ではなく、「者」として敬意を表して接して欲しいと感じます。

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