« 緩和反対の署名サイト用の草稿 | トップページ | ザ・ダイエット08-10 »

2010年9月27日 (月)

動物愛護管理のあり方検討小委員会(#1~3)

blogの更新をサボっている間に、この私が動物愛護活動的なことを始めてしまったことに、私自身が一番驚いていたりする。

---
さて、8月、9月と中央環境審議会動物愛護部会「動物愛護管理のあり方検討小委員会」を傍聴して参りました。

○第1回(8/10)
なんと朝の9時半から。かつて8時半始まりの会社に毎朝8時前には着いていた私だが、今の私にとっては決死の覚悟である。思ったより電車が混んでなくてよかったと思っていたら、霞ヶ関駅から中央合同庁舎5号館に入るところが混んでいた。国家公務員か、人生安泰だなうやらましい。なんてことを思いつつ混雑に紛れる。あれ、でも9時半ってもう仕事始まってる時間よね。外部からのお客様がやたらと多いのか。

この日の議事は、制度の見直しにおける検討項目について、今後のスケジュールについて、その他。基本的には事務局の人が読み上げつつ説明をしていくかたち。

議事要旨
制度の見直しにおける主要課題(pdf)

なにしろ一番気になる検討項目は「販売時説明義務の緩和(犬猫以外の小動物等での説明義務事項の緩和の検討)」。そのほかの検討項目はほとんどが強化の方向なのになぜ緩和。これはとんでもない話です。詳しいことは9/23のエントリおよびその最後部のリンクをご覧ください。

○第2回(9/15)
この日は関係者ヒアリング(動物愛護団体)。
4つの愛護団体の代表者がヒアリング案件について説明(というかまあ自分たちの主張)をしたのち、委員との質疑応答という形。案件は、上記「制度の見直しにおける主要課題」より深夜販売、販売時間、移動販売、インターネット販売、犬猫幼齢動物の販売日数、繁殖制限措置、飼養施設。愛護団体側の主張は
深夜販売:禁止すべき
販売時間:制限すべき
移動販売:禁止すべき
インターネット販売:禁止すべき
犬猫幼齢動物の販売日数:8週齢
繁殖制限措置:するべき
飼養施設:ケージサイズの基準はあるべき(厳密度は団体によって意見が違う)
といったところ。

出てきた話の中から脈絡なくいくつかメモ的に。
・それへの回答はなかったので実態は不明。ある団体の代表者がいわく「ペットショップに不利益なことを記事に書くと、呼びつけられて訂正を求められたり圧力をかけられたりするというのは本当ですか」(というようなこと)。ほんとだったらとんでもない話ですねー。ペット業界ってこわいですねー。私も気をつけよう(笑)
・ペットのオークション、セリ市を「動物取扱業」にするなんてとんでもない、という団体側の意見に対して委員より、取り込むことで取締の根拠ができ、実効性があると。なるほど。
・ある委員より「今の動愛法がどれだけ効果をあげているのかの分析、評価が必要」。たしかに。犬猫以外の小動物の販売時説明義務は十分に遂行されているのか?
・ある団体からは、数値化という話。あるブリーダーが犬を過密飼育しているのではないかということで愛護団体が入った。しかし行政の担当者は、1つのケージに何匹以上だとダメなのかと。取り締まるには数値化が必要。ではなにを指標に数値化するのか。この団体は適切な飼育施設のサイズについてアンケートを取り、その結果も資料として配布していたが、その数値が使えるのか?団体側は「民意」だというが、「動物好きな人」の民意というバイアスはかかっているわけで。かといってストレス値など測定してしっかりとしたデータを取るには実験しなきゃいけないねという矛盾。
・その団体の理事長のいう、従来の動物愛護活動が目に見える成果を得られない理由として「アマチュアリズム」を挙げたのは興味深い話なり。成果よりも動機やプロセスを大事にする、ということ。では「プロフェッショナル」とは、という質問には「実現可能なビジョンを持っている」ということ。ふむ。
・保護センターで動物の回収や引き取り、致死処分などにたずさわっている方によれば、動物の回収や引き取りにカミツキガメが増えていると。まあ今カミツキガメは新たに飼育できませんが(外来生物法)、販売時の説明の大切さ(飼い主に覚悟を決めさせる時間としての)を改めて感じますね。

---
傍聴のあとは、動物愛護活動の先輩がたに、蕎麦を食べながらいろいろな話を聞かせてもらって有意義な時間でした。

○第3回(9/16)
二日連続の環境省通い。この日も関係者ヒアリング(ペット業界関係者)。
ヒアリング案件は前日と同じ。ヒアリング出席者は、深夜営業でおなじみあのショップを運営する会社、ペット通販会社、ペットオークション(セリ市)の協議会、そしてジャパンケネルクラブ、全国ペット協会(ZPK)。

出てきた話の感想などあれこれ。
・いやー、深夜に売れるんだねーペットって。
・ペットショップで売るより通販のほうがいいことらしいよ。
・オークション会場に殺処分場があるという噂は嘘らしいよ。
このあたりの話はお茶を濁させてください。

・ZPKからは、動愛法の見直しに関して、「事前説明を通じて啓発活動を続けていけば画期的」という言葉が出た。動物愛護精神の普及や動物管理の適正化のために「画期的」ということなんでしょう。また、「終生飼養」「正しい飼育指導」という言葉も出てきている。じゃあ犬猫以外の小動物の事前説明も緩和しないでいただきたい。

なお、両日の内容はそのうち議事録がUPされることと思います。

---
傍聴のあとは、犬猫以外の小動物の販売時説明責任の緩和に反対プロジェクトを一緒にやっている某さんと初めてお会いして、有楽町の居酒屋で飲んで楽しいひとときを過ごしました。

« 緩和反対の署名サイト用の草稿 | トップページ | ザ・ダイエット08-10 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/71896/49581438

この記事へのトラックバック一覧です: 動物愛護管理のあり方検討小委員会(#1~3):

« 緩和反対の署名サイト用の草稿 | トップページ | ザ・ダイエット08-10 »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック